Dファイル-006:『フィギュアにアレをぶっかける男達』
Dファイル-005:『女性声優の生理周期を予測するオタク達』
常軌を逸したオタクたちが、女性声優の生理周期の特定・予測を試みた分析図、ならびに論文。 (※正確には、論文の体をした同人誌)
Dファイル-004:『カスタマーサポートのアイコンを美女にするな』
オンライン動画編集サービス「Kapwing」による、ユーザー行動の実験レポート。 カスタマーサポートのチャットアイコンを"ブロンド髪の美女"にしたところ、ユーザーからのセクハラ発言が急増した。
オレンジが失礼なメッセージ、青がやじ・セクハラ発言。
日本語記事
Dファイル:『AIが描いた裸婦画』
Robbie Barrat氏による、大量の裸婦画をGANに学習させ、生成させた画像。
引用元:
Here are some AI generated nude portraits I've been working on🍑
— Robbie Barrat (@DrBeef_) 2018年3月27日
Usually the machine just paints people as blobs of flesh with tendrils and limbs randomly growing out - I think it's really surreal. I wonder if that's how machines see us... pic.twitter.com/tYgzCHGfse
Dファイル:映画『くすぐり』
映画『くすぐり』は、奇妙な"くすぐり映像"の謎に迫るドキュメンタリー映画。
あらすじ
コメディ番組の司会も務める記者デイヴィッドはある日、とある映像を見つける。 それは、手足を縛られた男性が、複数人の男性からくすぐられるというおかしな映像だった。 動画制作元である、ジェーン・オブライエン・メディア(JOM)のサイトを閲覧すると、このおかしな「くすぐり競技」への参加者を募集していた。 さらにそこには、ただのくすぐりに対して異常なほどの報酬も提示されていた。
「これはなんとも、面白おかしい。番組のネタになるぞ」と思ったデイヴィッドは動画制作元にコンタクトを取る。 すると、デイヴィッドのもとには「ゲイ野郎の取材なんて受けない」「訴えるぞクソ野郎」といった罵倒のメッセージが連日届くようになった。
ただの面白動画に何故、ここまで敵意をむき出しにしてくるのか? 不審に思ったデイヴィッドは、この動画の謎を追求することに。
この動画を制作しているのは、一体どんな人物なのか? 目的は一体……?
補足(ネタバレあり)
映画のなかでは、ひとつの推測として、"動画はくすぐりフェチの同性愛者のために制作されているのではないか?"というものが挙がる。 男性が拘束され、くすぐられる様子を性的に観る人間は多くいるそうだ。
ただ、奇妙なのは、JOMはこのくすぐり映像によって収益を得ているわけではない点…… そして、JOMは制作した動画を、競技参加者を脅す道具として使う点だ。
小遣い稼ぎのために参加した、とある過去の参加者は、自身の動画が無断にYouTubeにアップされているのを発見。 動画を削除するようJOMに依頼した。すると、JOMは仕返しに「こいつはゲイだぞ」と偏見のある情報とともに、その動画を彼の周囲に流布する。 結果として、彼はキャリアを崩壊させられた。
JOMはこうした脅しを過去何度も行っている。 "恥"という弱みを握ることによって、JOMは一種の"権力"を手にしているのだ。
動画によって収益を得ているわけでもないし、結局のところ、JOMの本当の目的はわからずじまいであった。 映画の終盤では、デイヴィッドはJOM創設者の身元を突き止める。 調査によるとその人物は、家庭環境に恵まれず、辛い幼少期を過ごしたようだった。 JOMの目的は、社会に対するリベンジなのか……?
ポップなタイトルからは想像できない、
- 謎につつまれたサイト
- アブノーマルなフェチの世界
- 情報社会・匿名社会での権力獲得、それによる暴力
- 悲惨な過去を持った人間の、社会へのリベンジ
といった闇要素を含んだオススメ映画だ。
現在、『くすぐり』はNetflixで視聴可能である。
Dファイル:『パイロット・スーツ・フェチ』
【NG語集】エロい単語一覧を作ったので、好きに使ってくれ。エロWordNet v0.1
貴様ら
インターネッツの闇を受け入れる覚悟はあるか……?
こちらはダークウェブだ。
さて。
貴様らに至っては、チャットボットやら何やらのサービスを作ったりで、忙しくしているようだな。
そこで課題になるのが、NGワードリストの作成だそうじゃないか。
困っている貴様らは、オレが集めた卑猥な単語集があるから、それを使うと良いだろう。
闇からの贈り物だ。受け取るが良い。
どうだ、良い具合に闇のワードが集まっているだろう。
チャットボットを始めとしてあらゆるサービスのなかで、NGワードリストとして役に立つだろう。
ちなみにライセンスは「好きにしやがれ、このクソッタレ=WTFPL」だ。
商用でもなんでも好きにしろ。
そして、オレはこのエロ単語集をさらに進化させる予定でいる。
その名もエロWordNet(英名:HentaiWordNet)だ。
貴様ら、WordNetは知ってるか?
概念の階層構造をまとめたコーパスだ。こういうものはオントロジーとも呼ばれるそうだな。
ある概念の上位概念や下位概念、類義語などを調べるのに有効だ。
うまく使えば、スマートスピーカーだのチャットボットだので、ユーザー発言のコンテクスト理解などを手助けできるんじゃないのかな。知らんけど。
ただし、アレは英語圏の文化に依存しているし、エロに特化したものじゃない。
世の中は、エロに特化したものを必要としている。
そうだろう?
貴様らがサービスを運用するなかで、ユーザーの投稿するコンテンツが、エロか否かという検知は、重要な課題だ。
美少女キャラのチャットボットが流行っているが、
そういったボットに「チンチン好き?」と発言して
「はい、大好きです!」などとガッツイた返答がきたら困るだろう。
それガッツイちゃアカンだろう。
画像認識の分野では、エロか否か判別するAPIもあるようだが、
自然言語処理の分野は、その国によって言語や文化への依存も強いから、APIだのコーパスだのといった、あらゆるものが整備されにくい。
世には画像よりテキストコンテンツのほうがはるかに多いはずなのにな。
というわけで、オレはエロWordNetを作る。
この単語郡を、オントロジー化させるのだ。
何かは知らんが、何かの役に立つだろう。あとは単純にやってて面白いからな。
今回作ったエロ単語集への異論も受け付ける。
これは集合知プロジェクトだからな。
気軽にコンタクトすると良い。
闇は貴様らを受け入れる準備ができている。
meeru (at) onamaedottokomudetottayatsu.xyz
余談だが、某巨大検索エンジンの「有害単語フィルター」の開発に携わった人間曰く、
開発手法としては結局、手動で有害単語を集めるしかなかったそうだ。
道のりは険しそうだが、一度コーパスを作ってしまえば後の人間は助かることだろう。
繰り返すが、「好きに使いやがれ、このクソッタレ」だ。
貴様のサービスで使うもいいし、この単語集を教師データに判別機を作るもいいだろう。
面白いものができたら教えてくれ。
なんだ、もう表世界へ帰るのか?
いいだろう。闇の世界でまた会おう。
ダークウェブからは以上だ。